天国へ落ちて行く垂直落下。 ハイラックス・セッションズ ~旅する便利屋~(助六稲荷)

【中へ落ちて行く】の例文集・使い方辞典

天国へ落ちて行く垂直落下

世界的な地球物理学者である松井孝典(たかふみ)教授たちの研究グループが先月、科学誌(*1)に発表した論文が、国内外で大きな話題となっている。 地球史における大きな謎とされてきた出来事(後述)を、完全に解明したのである。 松井教授ご本人に、彼らの最新研究の何がスゴイのかを聞いてみた。 今から言っておくけど、この後、松井教授が語る話は、「ほんとにそんなことってあるの???」と叫びたくなるようなものばかりだ。 あと、素人でもわかるよう、ざっくり話してくださると助かります。 ざっくりしすぎなくらいがいいです、週プレなので。 松井 わかりました(笑)。 松井 そうですね。 今のユカタン半島(メキシコ)のあたりに、直径10kmから15kmの隕石が衝突しました。 松井 われわれの計算では、秒速20〜30キロで衝突し、高さ300mの津波が発生しています。 でもなんで「6500万年前の隕石」とわかるんですか? 松井 そのときできた地層は「K/T境界層」と呼ばれますが、それは世界中で発見されているし、地層の年代特定も難しくない。 そして「K/T境界」にある粘土層は、イリジウムという物質を大量に含んでいます。 イリジウムは地殻には極めて少ないけど、隕石には大量に含まれる物質です。 それでこの地層が、「6500万年前の巨大隕石衝突の際にできた」と結論づけられたわけです。 1990年代には、ユカタン半島の地下に直径200kmのクレーターがあることも確認されています。 松井 これだけ巨大な天体衝突が起きると、衝突地点周辺には爆風や高温の蒸気雲が発生し、先ほど話した巨大津波も起きる。 衝突による破片は宇宙空間に達し、それが大気に再突入するとき大気を加熱する。 その後、大気中に巻き上げられた大量の塵や、森林火災による煤(すす)が地球全体を覆って太陽の光を遮り、今度は寒冷化の時代に入ります。 こうした環境の激変によって多くの生物は死に絶えたでしょう。 しかし、海中の有孔虫(プランクトン)のほとんども死滅した理由は説明できていなかったんですよ。 プランクトンのはどの地層にもたくさん含まれているから、地層を調べて比較すればいい。 「K/T境界」の前(白亜紀)と後(第三紀)では、地層に含まれる有孔虫の化石の数が全然違うんです。 松井 この問題を科学的に解明したのがわれわれのグループ論文で、だいたい次のようなメカニズムです。 ユカタン半島は主に石灰岩と石膏でできていて、そこに巨大な隕石がものすごい速度で衝突した。 そのエネルギーで大爆発が起き、石膏の岩石のなかの成分が蒸発してSO3(三酸化硫黄)になり、激しく大量の酸性雨を地球全土に降らせた。 それによって海水が酸性化し、有孔虫の石灰(カルシウム)の殻も溶かされ、ほとんど死滅したと。 だからこの論文の重要性は恐竜絶滅の話じゃなくて、有孔虫のほとんどが絶滅したメカニズムを説明したところなんだけど、「プランクトン絶滅」といっても一般の人には地味らしく(笑)、報道では恐竜絶滅の原因が解明、とされたようです。 もちろん海中のプランクトンは食物連鎖の根幹だから、そこは非常に強い関係があるけども。 松井 そうですね。 われわれホモサピエンスはいなかったでしょうし。 もしそこで生き延びても、その後の6500万年でどれだけ進化を遂げられたのかな? 例えば今の人類のような文明を築けていたと思いますか? 松井 そこはなんとも言えませんが、今の話につなげると、私は今、生物進化におけるウイルスの役割にも注目しているんですよ。 しかしあり得るんですか、そんなこと? 松井 ウイルス感染で遺伝子レベルの変化が起きる場合があることは、すでにわかっています。 この数年のウイルス研究の発展はものすごいんですよ。 また、ヒトゲノムのなかに、ウイルスがもたらした遺伝子が混ざっていることもわかった。 ウイルスと生物進化の関係は、まだまだこれからだけど非常に興味深い分野です。 松井 われわれホモサピエンスも、ウイルスによって進化した可能性だってあるわけです(*2)。 地球や生物の歴史における大変化って、なんだかすごいものが突然「外側」からやって来たことで起きているような気がしてきたんですが。 松井 ちょっとだけ概念的な話をすると、地球や生命の歴史を考える際、これまでの科学は「今起きている自然現象」の延長で過去をとらえてきたわけです。 これを「斉一(せいいつ)説」と呼びますが、それに対して天変地異のような「突然、地球の外からもたらされる大変化」を私は「激変説」と呼んでいます。 例えば、この100年の津波をどんなに研究したって、3・11に起きた1000年に一度の津波のことはわからないでしょ。 だから科学はもっと「時空のスケール」を広げてモノを見ないとダメだと私は考えています。 つまり今の尺度で過去をとらえるのでなく、尺度を過去にまで広げて過去を考える。 われわれの経験を超えた天体衝突を研究することは、そうしたパラダイム転換をもたらします。 松井 「地球の外から」という意味では、最近、「スリランカの赤い雨」の話もおもしろいですよ。 火山噴火の後、茶色や黄色の雨が降ったり、原爆の後に黒い雨が降ったり。 それで、私の友人でスリランカ出身のイギリス人科学者がその雨を調べたら、なかに「細胞状物質」が含まれていた。 普通、隕石は大気に突入すると空気抵抗で爆発します。 ということで「赤い雨」の研究者たちは、彗星の爆発によって「細胞状物質」がまき散らされ、それが赤い雨の粒子の正体だと考えています。 実は地球の生命の起源は彗星に乗って飛んできたという説は、昔からあるんです。 しかし科学界ではあまり相手にされてこなかった。 松井 でも「赤い雨」の正体が宇宙から来た細胞状物質の可能性があるなら、やはりちゃんと調べてみないといけない。 「1時間隕石が遅れていたら恐竜は今も生きていた」って話だけでもくらくらするのに、ウイルス進化とか、宇宙から飛んできた生命の起源とか。 松井 「時空のスケール」を広げて考えるというのはそういうことです。 でも大事なのは、考える手続き自体はあくまでも「サイエンス」でなくてはならない。 松井 そりゃそうですよ。 今の自分がいる世界の「外側」には必ず発見があるんだから。 だから私は毎日が楽しくてしょうがないです。 理学博士。 専門は地球物理学、比較惑星学、アストロバイオロジー。 「アストロバイオロジー」は、まさにインタビューで語られていたように「宇宙スケールで地球の生物を考える」ために松井氏が提唱する新たな学問分野。 NASA研究員、マサチューセッツ工科大学招聘科学者、マックスプランク化学研究所客員教授、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授を経て同名誉教授。 2009年4月より千葉工業大学惑星探査研究センター所長 外部サイト.

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高度1万メートルに放り出されたときに何をすればいいのかが分かるサバイバルガイド

天国へ落ちて行く垂直落下

梅雨期はイワナ天国 尺イワナ9本、エサ釣り考、源流イワナの未来、イワナとヤマメ、タケノコ採り遭難、マタギサミット欠席 梅雨期になると、イワナ谷の緑も深くなる。 イワナたちは渓畔林から落下した昆虫や水面を飛び交う羽虫、梅雨で増水した流下昆虫を盛んに貪り、一年で最も美味しい旬を迎える。 上のイワナは全て尺上・・・小さいイワナで31cm、最大は35cm。 誰しも雨は嫌だが、「釣れる釣り日和」の格言どおり「梅雨期はイワナ天国」であった。 二日目は尺イワナが8本も釣れた。 ならば滅多にできない尺上イワナの活造りをやってみた。 この肉厚な刺身を見れば、旬であることがお分かりいただけるだろう。 参考までに、自作のまな板の長さは35cmである。 雨が降り続く梅雨期に2泊3日の山釣りへ・・・ラッキーなことに初日は小雨に見舞われたが、残り2日間は真夏のような快晴に恵まれた。 いつもの杣道は深い草に覆われ、不明瞭になっていた。 ということは、この奥山周辺を歩く人がほとんどいなくなった証左でもある。 ブナの風倒木が横たわる左岸の平らな台地にテン場を構えた。 渓畔林は、ブナ科の広葉樹が渓流に迫り出すほど豊かである。 沢に点在する石は苔に覆われ、その間を透き通るような清流が心地よい瀬音を発しながら流れ下る。 イワナの宝庫を象徴するような渓相が続いている。 エサ釣り考 エサ釣りの場合、一般的に早春の頃は市販のミミズやブドウ虫を使う。 イワナが淵から瀬に出て羽虫や落下昆虫を盛んに捕食する初夏になると、市販のエサでは釣れなくなる。 そんな場合は、川虫やブナ虫、トンボなどの現地採取のエサに切り替える。 ところが最近は、昔の常識が通用しなくなった。 例えば、初夏〜夏になってもミミズやブドウ虫でも充分釣れるのである。 だから最近、川虫採取用の網を使うことがほとんどなくなった。 これは何故かと言えば、源流のイワナ釣り人口が減る一方、それだけ無垢なるイワナが増えたからであろう。 イワナを釣る時は、滑らないようにワラ縄を巻き付けている。 本人曰く・・・「和製フェルト」だという。 6月下旬・・・こんなに簡単に尺イワナが釣れるということは、釣り人が少ない証左であろう。 明日が楽しみである。 早々に納竿とし、ゆっくりのんびり宴会の準備にとりかかる。 盛大な焚き火を囲み、清流のマイナスイオンを浴びながら熱燗で乾杯!・・・焚き火を囲む源流酒場は、何度やっても至福の時である。 二日目の朝5時起床、今日は快晴のようだ。 早起きの二人は、チャーハンとミズの味噌汁で朝飯を食べた。 残りの二人はなかなか起きそうにない。 全員起きる前に、気になっていた右岸の小沢を探ってみようと入渓してみた。 隠れ小沢で夢のような物語 枝沢は、小イワナしかいない種沢のごとく、水深が浅く、流れも極端に細い。 とりあえず水たまりのような所に、ブドウ虫を垂直に落とす。 すると、我が目を疑う。 どこに隠れていたのか・・・尺イワナがスーッと現れ、一発で食いついたのだ。 合わせると、水たまりの中で「バシャ、バシャバシャ、バシャ」と激しく動き回る・・・さすがに尺物になれば一気抜きはできない。 水たまりから岸へと引き釣り上げる。 丸々太った31cmの尺イワナであった。 こんな小沢に尺イワナがいたとは・・・驚きと興奮が交錯・・・とりあえずイワナをなだめながら写真を撮る。 網袋に入れ、水たまりに生かしておく。 次なるポイントは、やや大きい水たまり。 水深は浅く丸見えだが、イワナの姿は見えない。 水たまりの中央へブドウ虫を落とす。 またしても、尺イワナがスーッと現れてエサに食いついた。 下流へ引きずり上げると、またしても31cmの尺イワナであった。 まるで夢でも見ているように、尺イワナが立て続けに釣れた。 一般に水量の少ない小沢は、イワナの種沢で、大きくなると本流に下る。 だから大物は稀である。 ところが、この小沢は、長い間、釣り人が訪れた形跡はない。 それだけ人を警戒することもなく、そのまま水たまりに居付いて成長していたのであろう。 3尾目は9寸余り・・・この程度のサイズなら、小沢で何度も釣り上げたことがある。 ただし、キャパシティの小さい小沢を徹底して釣れば、イワナは枯渇してしまう。 だから小沢の釣りは、間引くようにほどほどに釣るのが肝要である。 落差2mほどの流木滝の水たまりは、これまでより壺が大きく水深も深い。 エサを入れるとほぼ同時に、竿がのされそうに折れ曲がった。 前後左右に激しく動き回るので、強引に引きづり込む。 32cmの尺イワナであった。 わずかな時間で、今晩の尺イワナ3本を含む刺身サイズが4本・・・朝の出掛け前に釣れてしまった。 だからここで納竿・・・俄かに信じがたい夢のような出来事であった。 興奮したまま、急ぎ足でテン場に戻った。 奥で釣り上げたイワナなら、真夏日のような暑さの中、デポしたイワナを野ジメにしてから背中に背負ってテン場まで1時間ほど歩かねばならない。 その間、イワナの鮮度は確実に落ちる。 しかし、テン場のすぐ傍の小沢で釣れたイワナなら、調理するまでそのまま生かしておける。 こんな地の利のある隠れ沢なんて、これまで記憶にない。 奥の釣り場を目指して歩く途中、アキタブキの素晴らしい畑を見つけた。 ナイフで茎を切り取ると、中から水が滴り落ちる極上品であった。 アキタブキは、渓流沿いに群生し、食べるだけでなく日よけ、雨よけに最適である。 右の写真の赤いキノコはマスタケ。 こんなことは滅多にないのだが、釣れ過ぎると釣欲が失せてしまう。 滝を越えて源流部に行くのは中止・・・あっさり納竿とする。 早目にテン場に戻り、早朝探った隠れ小沢を探ってみることにした。 隠れ小沢で夢のような物語Part2・・・35cm 早朝釣った流木滝の上は、しばらくザラ瀬が続き、二段のトヨ状の滝が現れた。 慎重に近づき、滝壺にエサを振り込む。 何年も釣り人が入っていない滝壺である。 予想どおり、滝壺の主が何の警戒もなく喰いつく。 美和ちゃんの竿がのされそうになる。 両手で竿をしっかりと握り、低い姿勢でこらえる。 そして、そのまま手前の河原に寄せる。 暴れまわるイワナは、さすがにデカイ・・・。 計測すると35cm・・・デカイだけでなく、美しい。 深山幽谷の美魚に相応しい魚体であった。 秋田美人のように、全身が白っぽい。 ただしオスで、精悍な面構えをしている。 斑点は明瞭で無着色斑点のアメマス系。 尾ビレの上下に鮮やかな朱色のラインが入っているのが印象的な個体だ。 腹部は鮮やかな柿色に染まり、滝壺に居付いているイワナであることが分かる。 サンショウウオやカエル、ネズミ、蛇などを丸呑みできる鋭い歯が際立つ。 その不思議な生態を知れば、「イワナは魚ではなく、獣」だと、つくづく思う。 しかし、35cmを筆頭に尺イワナが8本も出た。 大きなイワナほど警戒心が強いはずなのに、これはどういうことか。 ・・・ エサは、盛期には釣れなくなると言われている市販のブドウ虫である。 ゼロ釣法や特殊な仕掛け、技術は何一つ使っていない。 にもかかわらず、これだけの尺イワナが釣れたということは、釣り人を警戒していなかったと考えるほかない。 2年前にも「」を経験している。 人間社会にとっては、少子高齢化、廃村化というのは大問題だが、クマやイワナなど野生の生き物たちにとっては、我々が考える以上に増加する方向に作用しているように思う。 それでも源流イワナの未来は危うい? イワナは、大洪水や大地震などで下流に押し流され、上流にいなくなることがある。 その度にゼンマイ採りやマタギ、イワナ職漁師たちが下流で釣り上げたイワナを再び上流に運び復活、生息域を拡大してきた歴史をもっている。 我々が源流のイワナ釣りを楽しむことがてぎるのは、こうした先人たちの山に生かされた文化があったからである。 近年、地球温暖化とともに異常気象が頻発・・・ゲリラ豪雨でイワナが上流にいなくなったらどうなるだろうか。 今や釣り上げたイワナを上流に運ぶイワナ職漁師や奥地に小屋掛けしてゼンマイを採るプロも既に絶滅、マタギも絶滅危惧種になっている。 だからイワナの生息分布は、次第に狭くなるであろう。 さらに地球温暖化が進むと、ブナもイワナも絶滅すると言われている。 だから、イワナが増加するのは一時的な現象に過ぎないのではないか。 イワナの未来は、決して楽観できないどころか、危ういようにさえ思う。 最高の食材には、最高の調理で応えなくてはならない。 早速、尺イワナの活け造りに挑む。 まな板のサイズは35cm・・・真ん中のイワナが先ほど釣れた35cmである。 いずれも肉厚でかつ淡い紅色・・・旬であることが分かる。 薬味は天然のワサビでないと釣り合いがとれない。 急きょ、ヤマワサビの根を採取し、薬味として添える。 尺前後のイワナを美味しく焼くにはどうするか。 イワナは焚き火から少し離し、できるだけ火力の強い焚き火が必須・・・その遠赤外線効果を利用してじっくり焼き上げるしかない。 宴会途中で、何回も串焼きイワナを裏返し、完璧に焼き上げる。 7寸〜8寸前後の塩焼きはそんなに難しくない。 しかし尺前後のイワナともなれば、骨の髄まで焼き上げるのは殊の外難しい。 今回の尺イワナの塩焼きは、火力の強さと細かな調整でほぼ完ぺきな仕上がりであった。 一般的な塩焼きというよりは、ブナの倒木の香りが沁み込んだ燻製風塩焼きである。 盛大な焚き火でしかできない絶品の味である。 焚き火は火力調節が難しく、飯盒で飯を美味しく炊くには熟練した技を要する。 満80歳の会長は、ほとんど焦がすことなく美味しい飯を炊く。 さすがである。 一般的にイワナ釣りは簡単で、ヤマメ釣りは難しい。 だからヤマメ派は、イワナ釣りを冷笑する人もいる。 しかし釣りの技術とは、釣り場に至るまでの遡行術、野営術も含めたトータルの技術であることを見落としてはならない。 さらに言うならば、テントを担いだ源流釣行こそ、イワナ釣りの究極の面白さだと言える。 イワナとヤマメの決定的な違いは何か。 ヤマメは、釣り上げられて河原に横になると、立つことができずすぐに降参してしまう。 イワナは、ムクッと起き上がり、流れに向かって歩く、あるいは走る行動をとる。 釣り上げられても決して降参しないのがイワナである。 また、今年のタケノコは虫食いが多く不作と言われている。 だからタケノコ採りで山に入った人たちは、良いタケノコを求めて見通しのきかない笹薮を歩き過ぎた結果、帰るべき方向が分からなくなり、遭難するケースが実に多い。 6月25日、田代岳にタケノコ採りに入った親子が10日ぶりに救助されたとのニュースがあった。 二人は沢水と山菜だけで命をつなぎ奇跡を呼んだ。 2年前には、岩手県葛根田川へ迷い込んだタケノコ採り・78歳の男性が、何と20日も生き延びて救助されたことがあった。 でも、これは悪天候に見舞われなかったという運もあってのことである。 欲を出せば、山に殺される。 だから山の恵みをいただく時は、欲を半分殺すこと。 山を勘だけで歩くのは危険・・・地図と磁石、高度計で常に現在地を確認しながら移動すること。 2度の高熱が出て、病院に行ったところ「肺炎」を患っているとのことだった。 2日後にマタギサミットに出席するため、宮城に向かう予定であったが、医者に無理と言われた。 思えば、11回から24回まで一度も欠かさず出席してきただけに無念でならない。 体力や抵抗力が落ちてくれば、病原微生物の感染力の方が上回り、肺炎になるという。 山のベストシーズンとはいえ、6月はスケジュールが過密過ぎた。 年齢とともに衰える体力、抵抗力・・・肺炎は「日本人の死亡原因の第4位」だという。 侮れない病である。 7月の山釣りに備えて、しばらく養生するしかない。

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動画で使用されてた曲何ですけど歌詞で分かりますかね?5曲あります!

天国へ落ちて行く垂直落下

アニメ軽井沢水落オープン ロケ地:軽井沢タリアセン(2014. 『心斎橋の悪夢、世界のAO野坂』と呼ばれている。 グレイス・オコナーさん:銀河系アイドル請負人を称される敏腕マネージャー、宇宙では有名な水落競技の普及に力を注いでる、自身がマネージャーを務めるシェリル・ノームとタイトルをわけあった事もあり、グレイスは大会5連覇、シェリルは3連覇の記録を保持している、17歳 まだ、3月と言えど春が遠い軽井沢…何やら大がかりな設備が運び込まれ、来るべき時に備えていた…。 「兄さん、ありゃ何ができるんだい?」 「さあな…せめて、何事も無く終わってほしいものだが…」 近隣住民も不安を募らせるような大掛かりな設備こそ…そう、これから始まる物語の序章に過ぎないのだ…。 1週間後 午前6:30 「穴に落ちるアイドル達の祭典、アナの女王決定戦、アニメ水落軽井沢女子オープン!」 「激戦の舞台となる、軽井沢タリアセンにようこそ!実況を担当しますのはフジテレビアナウンサー、塩原恒夫。 解説には『世界のAO野坂』ことAO野坂昌也さんにお越しいただきました、宜しくお願い致します!」 「宜しくお願いしまーす!」 「そして、現場の設営責任者は穴という穴を知り尽くした『アナグランドスラマー』グレイス・オコナーさんです!」 「宜しくお願いしまーす」 「さて、AO野坂さん。 ついに死闘がここから幕を開けるというわけですがどのような戦いが展開されるでしょうか?」 「んーまあ、そうですね。 今回のメンバーは非常に積極性の高いメンバーですからね。 何も知らないところから、まるでパラシュートなしで高度10000mからスカイダイビングに行ってどれだけ生還できるかを考えるようなワクワク感がありますね」 「なるほど、まるで天国から地獄へ、という訳ですね?」 「天国はないですね、やってる身としては」 「グレイスさん、今回の仕掛けはどんなものを用意しましたか?」 「はい、もう製作費をたんまりと頂いたので思う存分に作ってみました!期待していて下さい」 「わかりました、ありがとうございます!」 「さあ、いよいよ始まるグランプリへの道…仄暗い穴の底から女子たちの悲鳴が聞こえます!!」 その落下が…伝説となる!! ズボォッ!! 「今確かめるように1歩、2歩目でナイスイ~ン!!見事に決めてみせました!!」 ズジャアァッ!! 「ファンが待つ桟橋へ軽やかに歩いて、そして躓いてその先の落とし穴へナイスイーン!!」 「あー、なんということだ!助けるためにおろしたロープを放して、顔面を蹴って再び穴へ!!」 「やはり落ちない、作動しない~~~!!!!」 「2人で座って、大丈夫。 しかし、そこから足が折れて穴へ垂直落下のナイスイーン!」 七色の水しぶきをあげて、ポエムが吠える。 アニメ女子水落軽井沢オープン 開 幕 ! 「さあ、いよいよ火蓋が切られる、穴に落ちる祭典アニメ水落女子軽井沢オープン、その注目の出場メンバーはこちらになります!」 落下順 阿良々木 暦 (直江津高校所属) 世界水落ランク12位 高槻やよい (765プロ所属)世界水落ランク45位 東条 希 (音乃木坂学園所属)世界水落ランク 72位 斎藤楓 (聖望学園所属)世界水落ランク 38位 天海春香 (765プロ所属)世界水落ランク 9位 北条響・夢原のぞみ(プリキュアオールスターズ所属) 世界水落ランク 77位・55位 音無小鳥 (765プロ所属)世界水落ランク 105位 園崎海未 (音乃木坂学園所属)世界水落ランク 97位 矢澤にこ (音乃木坂学園所属)世界水落ランク 252位 「今回のメンバーはAO野坂さんが選出したそうですが、阿良々木君だけなぜ参加しているんです?」 「まあ、今回はですね『アニメージュに阿良々木君が新しいコーナーを作る』という『嘘』の告知をして、彼女たちと対談する話を伝えています」 「結構エグい騙し方しますねー、その点はどう考えてます?現場のグレイスさん」 「騙し方としてこれはまだ軽いほうですよー、塩原さん」 「騙し方に軽い重いってあるんですか!?」 「地球じゃ考えられないでしょうけど、銀河を跨ぐと別の惑星にわざわざ連れてかれて1週間ぐらいかかって気付くこともあるのでね、大変なんですよ」 「そうなん?!じゃあ軽井沢なんてぬるいってことやん!!」 「いかに地球は水落後進国かを思い知らされます!さあ、設営整ったようでいよいよ注目の一人目、『直江津のファンタジスタ』阿良々木暦が登場です!!」 AM7:30 一人目 阿良々木暦 今回押しに押しまくっているこのロケ、早朝から穴は容赦なく牙をむいていく。 普通であれば10時ぐらいからということであるがこれから10人落とすとなると設営は大変な作業となる。 それ故、参加者の多くが前日に軽井沢で観光を楽しんで、翌朝起きしなに穴に落とされるというまさしく「天国から地獄」という縮図が生まれていくのだ。 「さあ、大きな意味を持っている一人目の競技が迫っておりますがここでコースを解説しましょう、ホールのグレイスさん?」 「はい、1ホール目は『着いたら即落ちコース』です」 「もう、定番のコースですが、グレイスさん解説をお願い致します!」 「『着いたら即落ちコース』、文字通りロケバスが着いて到着し、ドアが開いて地面に足をついた瞬間、そこには落とし穴が!ショートホールではありますが、その分如何に落ちるかが重要なホールです」 1週間前からの前乗りで穴は完璧に準備も完了、松本アルウィンスタジアムのグラウンドキーパーも招いて外見からでは気付かれない完璧なカムフラージュができていた。 しかし、グレイスが懸念していたのは別の点にあった。 「さて、AO野坂さん。 唯一の男性参加者が最初に登場することですが」 「んー、どの世界でもトップバッターは緊張しますがね、でも彼の域になれば一発目できっちりと決めてくるはずですから問題はないでしょう」 「なるほど」 「阿良々木君は前日に私と一緒にショッピングモールで買い物して、上機嫌でしたから大丈夫だと思いますけどねー」 「塩原さーん、今連絡が入ったそうですが阿良々木君『相当不機嫌』だということです」 「やはり観光地に来てこの早朝起きが意外と堪えたか、阿良々木選手!」 「ところでグレイスさん。 水落において一番重要なポイントってなんでしょうか?」 「そうですね、『穴を恐れない』事ですね。 やっぱり、『そこに穴がある!』と思ってしまうと身体が動かなくなってしまいますのでその点、その一点が勝負を分けますね」 「なるほど、さすがは水落5連覇、しかも最後は7連続落ちを達成と『水落界のイシンバエワ』とも言われているグレイス・オコナーさんの解説を頂きまして、これからいよいよ水落スタートです!」 「朝の軽井沢の穴で最高の舞を!直江津のファンタジスタ・阿良々木暦!」 AM7:45 一人目 阿良々木暦 「さて、阿良々木選手を乗せたバスがここタリヤセンに近づいております、本人には『対談の取材の前の打ち合せ』ということで伝わっていますが、もちろんこれは仕込み。 これがメジャーです、それを信じてやまない阿良々木君を乗せてバスがゆっくりと進んでいきます」 「AO野坂さん、バスが来ました」 「さあまもなく迎える穴とのファーストコンタクトに向けて、バスがゆっくりと停車していきます!」 「気になるのはですねぇ、阿良々木君に昨日、タグ・ボイヤーの時計を買ったんですよ。 かなり気に入ってましたが、もし着けてきた場合、防水機能まではどうか…」 「さあ、チャンプの行方も気になりますが、阿良々木君の左手に巻かれ燦然と輝くタグ・ボイヤーの行方を世界中が注目しています」 バスが重厚感を漂わせるロケバス、しかしそのロケバスは穴のポイントに寸分違わない最高のアプローチを見せる。 現場に流れる電流のような緊張感、様々な期待が渦巻く中の一人目の競技、そのドアが開く。 「あ、やっぱりタグボイヤー着けてる!」 何も知らずに降りる阿良々木君。 「おはようございまー…」 「気怠さが残るさわやかな挨拶を決めて、バスから一歩、また一歩と降りていき、次の一歩を力強く踏み出したその瞬間に…」 ズジャアァアァァァッ!!! 「うぉおぉぉぉぉぉぉっ!?」 ナイスイィ~~~~~~~~~~~~~ンン!!! 「この緊張感が包む大舞台で躊躇うこともなく見事に決めて見せましたー!!」 すぐさま穴に駆け寄るグレイス。 「ナイスイ~~~~~~~~~~~~~ンン!!」 「ナイスインじゃないでしょ!助けてくださいよ!!」 「阿良々木君、世界のAO野坂さんと繋がっています」 「え、AO野坂さん!?」 「阿良々木君、大事なトップバッターで阿良々木君らしい堂々とした落下、お見事だったね!」 「何なんですか!あんた誰ですか!!」 「べーやん!相変わらずこんなシンプルなものに弱いとはなぁ!!」 「アザゼル君!?」 「というかタグ・ボイヤー大丈夫か?べーやん」 「自分が買い与えて自分で潰しに行くって凄いですよ!」 とりあえず引き上げられて、阿良々木君とともにリプレイで今の落下を確認する。 「タグ・ボイヤーは無事でした?」 「ええ、ちゃんと防水できていました(一同爆笑)」 「さて、ここではまったくもって警戒していないわけですが…」 「誰だってここに落とし穴があるって考えないでしょう!」 「そして、歩いていて地面が抜ける感覚がしてここで何かを悟ったような顔!」 「この時は普通に何が起こったかよくわからなかったですね、歩いて行こうとしても地面から足が抜けなかったですねー」 「穴があったからもう抜けるわけなかったんですがね(爆)」 「さあ、AO野坂さん。 阿良々木選手の判定を…」 「そうですね、阿良々木君…見事なナイスバーディ!」 「ありがとうございまーす!」 阿良々木暦 1H バーディー -1 「さあ、そしていよいよ壮絶な穴の戦いが始まります!この後は『おはよう落とし穴!』高槻やよい選手が登場です!!」 そして現場監督のグレイスがこっそりと阿良々木に尋ねる。 「ぶっちゃけ、この穴に足すものってある?」 阿良々木君は熟考しながら絞り出した。 「そうですね…もう少し水温が低くてもいいかもしれませんね」 結果、作られた穴に氷5キロ、塩1キロを投入。 穴の中の水温は急激に下がり、冷気すら立っていた。 これがトンでもない波瀾を巻き起こすことになるとはこの時、誰も知る由もなかった…。

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