プラトーン 映画。 映画『プラトーン』ベトナム戦争のはらわた/ネタバレ解説・あらすじ・ラスト・感想: レビュー・アン・ローズ

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プラトーン 映画

この項目では、のについて説明しています。 一般名詞としてのplatoonについては「」をご覧ください。 古代ギリシアの哲学者については「」をご覧ください。 その他の例については「」をご覧ください。 製作会社はで、監督・脚本は。 出演は、、。 、第44回受賞作品。 タイトルの「プラトーン」は、の編成単位の一つで、30名から60名程度で構成されるの意味である(本来の発音に近い表記はプラトゥーンである)。 概要 [ ] 1970年代の『』や『』に次いで、1980年代にを描いたの代表作である。 であるオリバー・ストーンが、の偵察隊員であった頃の実体験に基づき、アメリカ軍による無抵抗のベトナム民間人に対する虐待・放火、虐殺や強姦、米兵たちの間で広がる麻薬汚染、仲間内での殺人、誤爆、同士討ち、敵兵に対する死体損壊など、現実のベトナム戦争を描く。 アメリカ国内だけで予算の20倍を超える1億3800万ドルの興行収入を記録した。 ストーリー [ ] の(「南ベトナム」)。 白人の クリス・テイラーは自分と同年代の、それも地域によっては依然として白人と比べて劣悪な扱いを受けている黒人やその他の少数民族、果ては誰も名前を知らないような小さな町で生まれ育った貧困層という、の底辺層である若者が、職業と現金を求めて、次々とに入隊していく現実に憤りを覚えていた。 そして、両親の反対を押し切って大学を中退して、に志願、の戦場へやってきた。 しかし、(ベトコン)のに悩まされ、鬱蒼とした密林のジャングルで敵味方が混在する戦場の過酷さは、彼の想像を遥かに超えるものであり、現地に配属された当日に、自身の正義漢ぶった決断を後悔する。 クリスは、国境付近に駐屯するアメリカ陸軍第25歩兵師団のある小隊に配属される。 そこは、まさに戦鬼と化した鬼軍曹 バーンズと、まだ人間らしさを残した エリアス軍曹が取り仕切り、小隊長の若い少尉では干渉できない小社会だった。 クリスはさまざまな出自の若い兵士たちの中で、時に敵と戦い、時に戦友たちと大麻を嗜み、徐々に小隊、兵隊生活、そして戦争になじんでいく。 だが、戦争はさらに過酷さを増し、ベトコンやの罠ばかりか、味方の同士討ちまでもが小隊を襲う。 戦友は次々と倒れ、生き残った戦友たちの中には、現地民間人に手を出すものまで現れ、彼らの処遇を巡ってバーンズとエリアスの対立は決定的な破局を迎えた。 エリアスは民間人を殺害しようとしたバーンズを軍法会議に告発しようと考えていたが、バーンズは戦場の混乱の中でエリアスを撃つ。 重傷を負い戦地に取り残されたエリアスは北ベトナム軍の追撃によって絶命した。 クリスは、バーンズの態度から彼がエリアスを撃ったことを察知し、仲間たちに報復を呼びかけるが、彼らはバーンズに一喝されて尻込みしてしまう。 翌日、北ベトナム軍の大部隊が夜襲を仕掛け、クリスたちは戦場で敵に囲まれてしまう。 クリスたちの防衛線を突破した北ベトナム兵が後方地帯にも浸透し、大隊本部は自爆攻撃によって大隊長ごと壊滅する。 クリスたちの中隊長は陣地ごと空爆するように要請を出し、クリスたちは味方の空爆に巻き込まれてしまう。 翌朝、負傷したものの空爆から生き延びたクリスは、更に重傷を負っていたバーンズを見付け、ベトコンの銃で射殺する。 クリスは味方の部隊に救出され、戦場を後にする。 キャスト [ ] 役名 俳優 日本語吹替 ソフト版 版 版 クリス・テイラー ボブ・バーンズ2等軍曹 ゴードン・エリアス3等軍曹 バニー ビッグ・ハロルド 中博史 レッド・オニール ラー ハリス大尉 ガーター・ラーナー キング 谷口節 フランシス ウォルフ中尉 ウォーレン ジュニア ガードナー ボブ・オーウィグ テックス 古澤徹 ドク 田原アルノ クロフォード ロドリゲス サンダーソン(サンディ) マニー・ワシントン 青山穣 トニー 柳沢栄治 水野龍司 エース 古澤徹 タブス 吉田孝 モアハウス 青山穣 パーカー 永井誠 ジャスパー 鳥畑洋人 キーファー 永井誠 マシューズ 檀臣幸 アル 落合弘治 ホフマイスター 手塚秀彰 サル 後藤史彦 エベンホック 吉田孝 老女 原語流用 掩蔽壕に居る第一中隊少佐 オリバー・ストーン 手塚秀彰 大川透• ソフト版:初回盤発売1998年6月25日 演出:蕨南勝之、翻訳:峯間貴子、調整:金谷和美(ビーライン)、担当:山口芳子/平馬陽子、オペレーター:藤巻良(ビーライン)、プロデューサー:佐渡和広(カルチュア・パブリッシャーズ)、制作:夏海佑実(エンジェルワークス)、制作協力:有限会社ビーライン、配給・制作:カルチュア・パブリッシャーズ株式会社• テレビ朝日版:初回放送1989年10月8日『』 演出:、翻訳:佐藤一公、調整:小野敦志、プロデューサー:猪谷敬二、制作:• テレビ東京版:初回放送2003年9月25日『』 演出:向山宏志、翻訳:、調整:飯塚秀保、効果:リレーション、担当:古田啓介、川島誠一、プロデューサー:久保一郎、渡邉一仁、寺島洋平、制作:テレビ東京、グロービジョン スタッフ [ ]• 製作総指揮:、• 製作:• 撮影:• 音楽:• 特殊メイク:• 美術:• 日本語字幕翻訳:• 日本語吹替翻訳: 作品解説 [ ] 出演したは当時まだ無名に近いものが多く、予算は600万ドルと多くはなかったが、実体験に基づいたリアリティのある戦闘シーンなどハリウッド的スペクタクル映画の要素も備えており映画は大ヒットした。 『プラトーン』の成功でオリバー・ストーンはベトナム戦争を題材にした映画の先駆者として評価されるようになり、一人のの生涯を描いた『』を監督。 同作品でもを受賞した。 は主役を演じたチャーリー・シーンにより行われた。 配役 [ ] 主人公のクリス・テイラー役には当初やが候補に挙がっていたが、共に出演を断られた。 また、の実兄であるにも出演を依頼したが関連の交渉が成立せず、「テイラーを演じるには若すぎる」として出演を断っていた弟のチャーリー・シーンが演じることとなった。 また監督はにもテイラー役をオファーしている。 デップは自分が若すぎることと自らに知名度がないことを理由に断ったが、ストーンは「彼は将来一大映画スターになるであろう」と予測し、(端役ではあったが)ガーター・ラーナー役での出演を直訴した。 冷酷無比な人物として登場するバーンズ軍曹 の役は当初に出演を依頼していた。 撮影・演出 [ ] 撮影当時は、ととの国交がなかったため、ので行われている。 映画に参加する全てのは、撮影開始2週間前からに滞在し、当時の生活を実践した。 とは、軍人仕様と同一のもの(GIカットに)とさせられ、を浴びることさえ許可されなかった。 また、で夜を明かす際も、ローテーションで監視まで行う徹底ぶりであった。 指導には、元大尉であり、本作でハリス大尉役を演じているデイル・ダイが係わっている。 映画で使用されたは、オリバー・ストーンがリアリティに拘った結果、当時製造されていたのパッケージを施したを再現した。 映画に参加したの中には、着用しているに自らメッセージを書き加えたものもいる。 焼き討ちした村を離れ、大勢の兵士が銃を携行して移動するシーンには、の製モデルガンが、小道具として使われていた。 受賞・ノミネート [ ]• 受賞:作品賞、監督賞、編集賞、録音賞• 第44回• ノミネート:脚本賞• 第41回• 受賞:監督賞、脚本賞• ノミネート:撮影賞• 第2回• 受賞:作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞• ノミネート:主演男優賞(デフォー)• 銀熊賞(監督賞)• 第22回 監督賞• 第7回 監督賞• 第61回 委員選出外国語映画第2位• 第11回 最優秀外国語作品賞 脚注 [ ]• 2011年4月3日閲覧。 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)460頁• 終盤の通信のシーンではになっている。 バーンズ軍曹のモデルとなった人物は、過去、顔のキズを治すため沖縄基地へ赴任したことがあり日本人女性と結婚している(原作より)。 ダイは本作のノベライズも執筆している。 通訳兵ラーナーを演じたジョニー・デップは、シンプルに当時交際していたのの名前を書いた。 また彼は撮影当時22歳であったが、アメリカ国外へ出たのは『プラトーン』の撮影が初めてであった。 彼の将来性を見抜いていたストーンは、ジョニー・デップを初めてハリウッドに紹介した人物であるとされている。 外部リンク [ ]• - (英語)• - (英語).

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Contents• プラトーンとは 「プラトーン」 Platoon は、1986年に本国で公開され、1987年に日本で公開されたアメリカ映画。 第59回アカデミー賞では作品賞、監督賞、編集賞、録音賞の4部門を受賞、今では反体制的な作品を多く手がける巨匠として認知されている オリバー・ストーンという監督を、一躍スターダムに押し上げた、彼の代表作だ。 題名の意味するものは、 30名~60名編成の小隊。 主人公の目を通じて、ベトナム戦争についてありのままに描いた傑作戦争映画として認知されている。 ポスターに描かれているこのポージングはあまりにも有名。 映画を見たことのない人でも、絶対に見たことがあるような、超有名なポーズだ。 ベトナム戦争を描いた作品ですが、このジャンルの中でも 最も評価されている作品の一つ。 この作品がつくられる以前に作られていたベトナム戦争映画の中で映画史に残る有名な作品は、 「ディア・ハンター」と 「地獄の黙示録」の二本。 この二つのベトナム戦争映画のリアリティのなさに憤ったストーンは、従軍経験を活かしリアルな戦争映画を作り上げた。 これこそが、 初のベトナム戦争映画なのだ。 あらすじ クリス・テイラー チャーリー・シーン は、同年代の黒人や少数民族、貧困層の若者がアジアに戦争に行かざるを得ない現実に憤り、両親の反対を押し切ってベトナムの地を踏んだ。 カンボジア国境付近に駐屯する陸軍歩兵師団に配属されたクリスは、その小隊を仕切るバーンズ トム・べレンジャー とエリアス ウィレム・デフォー という二人の軍曹らと任務を共にする。 午前10時の映画祭公式サイトから引用 「プラトーン」の監督・主要キャスト 次にこの作品の監督と主要キャストについてまとめます。 監督 オリバー・ストーン 本作と「7月4日に生まれて」でアカデミー監督賞を2度受賞、「ニクソン」や「ブッシュ」、最近では「スノーデン」など、政治について描いた社会派作品や、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」に代表される反体制的な作品を多く撮った オリバー・ストーン。 今となってはハリウッドの巨匠の一人である彼は、まだ二十歳になりたての頃、イェール大学を中退し小説家を目指していた。 しかしほとんど相手にされず、父親からも見放されていた。 そして、自殺をしに行くような形で、1967年からアメリカ合衆国陸軍に従軍。 この従軍の記憶は彼の人生に大きな影響を与えることになる。 除隊後はマーティン・スコセッシのもとで映画制作を学ぶことに。 つまりはストーン自身、スコセッシの代表作「タクシードライバー」の主人公トラヴィスのようなベトナム帰還兵だったのだ。 実際ストーンは生活のためにタクシードライバーとして働いている。 そんなこんなでベトナムから帰還して8年後、「プラトーン」のシナリオをかきあげたストーンは、いろいろな映画会社にシナリオを送るが、なかなか相手にされない。 アメリカの負の歴史を取り扱った映画を撮影しようと考える者がいなかったことに加え、80年代に入ったらレーガンが右翼的な政治を推し進めていたため、なかなか映画化したがらなかった。 そんな中イギリスの会社が資金提供し、600万ドルという破格の安さで作られたこの作品が世界中で大ヒット、アカデミー作品賞までも受賞し、一躍注目の監督にのし上がった。 これはある意味「ロッキー」とおなじようなアメリカンドリームではないのかと思ったりもする。 「クリス・テイラー」役 チャーリー・シーン 本作で主人公を演じる チャーリー・シーンは、この作品で大ブレイク。 今作と同監督の「ウォール街」でスターに。 しかし、いろいろとやんちゃなことをやらかしており、私生活では麻薬や暴行事件などの不祥事の多いトラブルメーカーとして知れ渡った。 90年代頃は完全に干されていたが、2000年代にテレビでコメディドラマ俳優として人気が再燃。 しかし不祥事は続き、今もなお、お騒がせ俳優として認知されている。 というか、この作品を見るまでチャーリー・シーンの映画を見たことがなくて、お騒がせ俳優としての記憶しかなかったんですけど、そんなお騒がせっぷりが信じられないような、いい役を演じていますよ。 あとお父さんは「地獄の黙示録」のウィラード大尉役などで知られる俳優のマーティン・シーンです。 親子そろって映画史に残るベトナム戦争映画の主人公を演じているってなんかおもしろいですね。 「エリアス・グロージョン」役 ウィレム・デフォー 主人公が心から尊敬できるような、父のように描かれている エリアス軍曹。 アメリカがベトナム戦争に負けることを見越しており、それでも自我を保とうとしている 人間味のあるキャラクターだ。 この役を演じる ウィレム・デフォーは、「ミシシッピー・バーニング」や「7月4日に生まれて」などの社会派作品から、「処刑人」や「スパイダーマン」まで、幅広い役柄を演じる演技派として認知されています。 最近では、「フロリダ・プロジェクト」での好演も記憶に新しいですね。 本作「プラトーン」と吸血鬼を演じた「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」で2度アカデミー助演男優賞にノミネートされています。 「ボブ・バーンズ」役 トム・ベレンジャー クリスが所属する歩兵部隊の バーンズ曹長。 エリアスが優しい人として描かれていたのと対象的に、戦争で心を失った 冷血漢として描かれている。 過去に7回も過酷な銃撃戦から生還したことから、「不死身の男」と呼ばれており、彼の顔には大きな傷跡があり恐れられている。 このバーンズを演じた トム・ベレンジャーは本作「プラトーン」でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。 エリアス軍曹役のウィレム・デフォーとは、同じくオリバー・ストーンが監督した「7月4日に生まれて」で再び共演。 また「メジャーリーグ」シリーズではチャーリー・シーンと共演していますね。 ちょい役にあの人が ちょい役に今となっては大スターなあの人も出てたりします。 主人公と同じ小隊に所属する通訳兵ラーナーを演じるのは、当時22歳で、まだ 無名時代のジョニー・デップ。 そもそもジョニー・デップが主人公クリスを演じる予定だった。 しかし、無名だったことと若かったことから断ったと言われています。 しかしオリバー・ストーンは後にスターになるだろうと思いちょい役に起用したらしい。 先見の明がすごい。 なんとなく見てたらオープニングのクレジット表記でJohnny Deppと表記されていてテンションがあがりましたね。 次に有名なのは フォレスト・ウィテカーですね。 「ラストキング・オブ・スコットランド」では食人大統領として悪名の高いウガンダの独裁者、アミン大統領を演じて話題になりました。 アカデミー賞も受賞しましたね。 あと最近では、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」「ブラックパンサー」にも出演している俳優さんです。 今見てみると割と豪華なキャスティングなのも面白かったりします。 「プラトーン」の凄さ・面白さを解説 徹底的なリアリズム この作品は、実際に ブートキャンプを行い、キャストを地獄のような環境でしごきあげたことでも有名だ。 最近の作品ではデヴィッド・エアー監督の「フューリー」でも行われていたが、戦争と全く同じ状況を体験させ、身体に染み込ませたのだ。 また、食事も配給の缶に限定し、無論シャワーを浴びることも許可しなかった。 オリバー・ストーンが体験した戦争の記憶を再現するために、徹底的にキャストを疲れさせたのだ。 オリバー・ストーンはこのように戦場のリアルにこだわった。 マーロン・ブランドがぶくぶくに太って撮影所に現れた「地獄の黙示録」とはキャストひとりひとりの気合の入れようがまるで違うということがわかる。 オープニング、基地にヘリコプターが到着し、黒い死体袋が運ばれる様を何事もないかのようにスルーする様に、主人公たちは呆然とする。 ヘリから地上に降り立つクリスは言わずもがなだがストーン本人だ。 愛国心のために大学をドロップアウトして戦争に赴くクリスは、イェール大学を中退して戦争に赴いたストーン自身に重ね合わせられている。 この作品の魅力はなんといっても、監督の従軍経験をもとに、徹底的なこだわりを持って描かれる戦場のリアルだ。 元従軍者であるストーンの実体験が反映されており、主人公が目にする、スクリーン上で行われることのほとんどが、その体験をもとにして作られたものだ。 そのため、慈悲もなにもないシーンが続く。 新兵は何も教えられないまま戦場に赴く。 新兵とともに行動することは自分の命を危険にさらすリスクを高める行為だからだ。 また味方同士の汚い罪のなすりつけなども見せつけられる。 そんななかで撮影されたこの作品の銃撃戦はスタイリッシュなものではなく、ドロドロとしたむごたらしさを感じさせるように作られている。 そのドロドロさは、画面越しに伝わるリアリティだけでなく、ストーリーにもあてはまる。 ソンミ村の虐殺 この作品の一番のみどころのひとつに、ベトナム民間人に暴虐の限りをつくすシーンがある。 もうこれは最早ホラー映画的なトラウマシーンなのだが、ベトナム戦争中に起きた凄惨な事件、 ソンミ村の虐殺で起こったことをありのままに描いている。 村に武器があることを知ったバーンズ曹長は、住民たちに暴虐の限りをつくし、子供を人質に取ったりなどして、村長を脅迫する。 民間のベトナム人に暴虐的に振る舞うバーンズ曹長を止めようとするエリアスはバーンズと対立することになる。 このシーンは、米兵の視点から描いているとは思えないほど、恐怖を感じさせるつくりになっている。 言葉の伝わらない彼らは何を考えているかわからないから、腹いせにとりあえず殴る。 狂人ほど人を殺すという行為に夢中になり、良心を持ったものがお花畑の理想主義者のように描かれる。 それは死刑というシステムがパンとサーカス的な機能を果たしているようにしか見えない昨今の我が国にも当てはまるが、自分よりも劣っている と勝手に思い込んでいる 人間を殺してスッキリしたがる人間の欲望に忠実に、彼らはイノセントな人々を殺そうとする。 そしてこの物語はますますむごたらしい展開になっていく。 とりあえずのまとめ 「地獄の黙示録」では、ワルキューレの騎行が流れるなか芸術的にジャングルが燃え上がるが、「プラトーン」ではそんなシーンはない。 スタイリッシュな戦闘ではなく痛みと凄惨さを感じさせるようなシーンが非常に多い。 それはちょうどアクション映画とバイオレンス映画の違いとして語られることと似ている。 戦争中には快楽を感じさせる暴力など存在せず、良心を持っているものにとってもやもやさが残る暴力しか存在しないのだ。 そしてそのストーンの記憶を蘇らせて作られたこの作品は、観客にトラウマティックな体験を促し、戦争のリアルを体感させる装置として機能した。 スタイリッシュなものとは真逆な戦闘のみならず、ベトナムで彼が体験したものをつめこんだ。 ストーンが感情をぶちまけたかのような映像の連続に、観客は度肝を抜かれ、見終わった後には戦争や殺しについて考えざるを得なくなる。 戦争のリアルを伝える作品として、間違いなく成功している。 そんな作品だった。 まだ見ていない方は、なるべく早くこの作品を見るべきです。 ネタバレ込みで解説をする前に、この作品をお得に見ることができるサービス、まだ見れないけどいつか配信されるかもしれない動画配信サービスを紹介する。 プラトーンを見るには では、この映画をお得に見るにはどうすればいいだろうか。 映画を見る方法といえば、昔はレンタルDVDが主流だったが、今となっては 動画配信。 言わずとしれたもあれば、 などがあるが、入っていない方がいるのであれば、絶対に入ったほうがいい。 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図書館やTSUTAYAの迷作コーナーに置いてそうな作品は、他の動画配信サービスよりもU-NEXTは配信していることが多い。 dTVやAmazonプライム・ビデオで検索しても配信されていなくても、U-NEXTでは配信されている。 現に2019年3月現在、「プラトーン」は で配信されている。 デメリットもなくはないが、映画好きならば絶対に入ったほうがいいと個人的に猛プッシュしたい配信サービスが、このU-NEXTだ。 無料体験もやっている。 あわなければ即解約すればいいだけの話だ。 このサイトではU-NEXTに関する記事もかなり書いているので参考にしてほしい。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。 U-NEXTに比べかなり安い。 だが作品の配信終了がU-NEXTよりも早い場合が多く、いつの間にか見れなくなっているといったことが多々ある。 そのことを考えると、やはりU-NEXTのほうが使いやすいと感じる。 だが、 でしか配信されていないような作品も少なくない。 ヒッチコックが監督した「三十九夜」などU-NEXTでは見ることができないような作品も見ることができる。 コストパフォーマンスはものすごくいい。 だが、現時点で「プラトーン」は配信されていない。 しかし、昔配信されていたので復活する可能性が高い。 月額400円程度で、映画だけでなく、音楽や本も使うことができ、お急ぎ便などの特典もついてくる。 Amazonを少しでも使うことがあるのであらば間違いなくおすすめできるサービスだ。 だが、現時点では配信されていない。 に加入しなければ見ることができないそうだ。 だが、 おそろしく便利なサービスであることには間違いない。 お金にゆとりがなくともいろいろなことを楽しめるため、絶対に入ったほうがいい。 映像も音楽も本も、非常にコンテンツの充実したサービスだ。 1日13 円程度支払えば、見る映画やドラマ、読む本に困らない生活を送ることができる。 ここの強みはなんと言っても独占配信。 「イカロス」や「ローマ」のように、昨今の賞レースにはNetflixが製作、独占配信している作品が受賞、映画界にも旋風を巻き起こしている。 こういった作品はNetflixでしか見れないので、そういったコンテンツを見るだけでもお腹いっぱいになりそうだ。 また、課金して作品を借りるという概念がないためノーストレス。 世界トップシェアも頷ける動画配信サービスだ。 だが、「プラトーン」は現時点で配信されていない。 今お試し中なので今後レビューをアップする予定。 「プラトーン」を配信している動画配信サービスは、2018年10月現在、 とだ ネットでDVDを借りる もはやオワコン化してきているが、ネットでDVDをレンタルするという方法もある。 動画配信に対抗できるメリットといえば、 見たい作品が動画配信されていないときにディスクを買わずとも見ることができるくらいしかないのだが、そういった作品もまだまだたくさんある。 また、自分の入っている動画配信サービスで見たいと思ったときに配信されていなかったときにも使える。 僕は昔良く使っていたのだが、U-NEXTで配信されている作品が圧倒的に多いことがわかって離れがちになっている。 だが、こういったサービスも割と使える。 個人的におすすめなのは穴場な。 動画配信されていないような作品に加えて、店頭では置いていないレアな名作映画も置いてあったりして、かなり便利だ。 月額コースよりも、通常会員になって借りたいときに借りるスポットレンタルのほうがコストパフォーマンスが高くおすすめ。 借りれば借りるほど安くなるので借りすぎてしまうかもしれないというデメリットもあるが、 セールのときに借りれば1枚80円程度で借りることができる。 品揃えが良い割に非常にコストパフォーマンスが高い。 では、 30日無料で8枚借りられる月額コースの無料体験もやっている。 動画配信サービスにとって替わられるであろうこういったサービスの無料体験は、今のうちに済ませておいたほうがいいのかもしれない。 動画配信に取って代わられ、 そのうちサービスが終了する可能性も、ゼロではない。 そのため早めにやっておいたほうがいい。 なので、普通に通販サイトかブックオフなどの中古DVDショップで買うという手もある。 この前、DVDやブルーレイを安く買う方法、安く買えるショップについてまとめた記事を書いたので参考にしてほしい。 駿河屋はネット上の評判が悪い通販サイトで、端的に言ってその評判はだいたい正しい。 たまに最悪なものが紛れ込んでいるし、配送スピードも速くはない。 だけど、DVDをかなり安く買えるので、僕はかなり重宝している。 新品に関してはだいたいAmazonが最も安いサイトなので を活用したほうがいい。 ベトコンにやられたかのようにするため、クリスに死んだと伝えるが、銃で撃たれ死んだかのように思っていたエリアスはまだ生きていた。 仲間に合図を送るが間に合わずそのままベトナム兵にやられて死んでしまう。 このときに見せるのがあの有名なポーズ。 ネタにされまくっているが、割と衝撃的なシーンなのだ。 中盤の衝撃的なシーン、ソンミ村の虐殺では、レイシズムをむき出しにしたような殺人が凄惨に描かれていたが、意見の食い違った味方をも殺してしまうのだ。 この 「フラギング」と呼ばれる米兵による米兵殺しという事実を描いたため、この映画になかなか出資が集まらなかったと言われている。 つまりは、メンタルがバグっているのだ。 一度殺人を経験すればもとには戻れない。 良心が麻痺し、無感情になってしまう。 しかし、その状態にまで堕ちないとこの地から生きて帰るのは難しい。 同族すら殺しても何も感じないということ。 これがベトナム戦争のリアルだ。 鹿の意味 終盤、多数の死者を出した爆撃からクリスは生きながらえる。 目覚めたとき、隣には鹿がいる。 一瞬だけ映るが、この鹿は一体何を意味しているのだろうか。 映画において鹿とは、 「誰かの生まれ変わり」を意味することが多い。 例えば今年のアカデミー賞で「シェイプ・オブ・ウォーター」と並んで作品賞候補だった傑作ドラマ、「スリー・ビルボード」では、母のもとに殺された娘の生まれ変わりとして鹿が訪れるというシーンがあった。 この例が最近の映画では最も分かりやすいが、 鹿とは「生まれ変わり」を意味する記号なのだ。 つまりは、プラトーンにおけるラストに映る鹿は 「エリアスの生まれ変わり」という意味なんですよね。 だが、これだけでは分かりづらい。 なぜ分かりづらいのかというと、シナリオにあった台詞を本編で省いたから。 脚本の中では、エリアスは死んだら鹿に生まれ変わりたいと言うシーンがある。 しかし、そのシーンを省いたため、よくわからないような感じになったらしいです。 「聖なる鹿殺し」を映画評論家の町山智浩さんが解説したときに、このことについて触れ、オリバー・ストーン本人に聞いてみたら「カットしてない」と頑なに認めず、「大丈夫かこの人!?」って思ったことを話されていましたが、本人にとって、まだカットされていないと思ってるんでしょうね(笑)。  LOVE&HATE ラストシーン、ヘリコプターに乗ったクリスは戦場でみたことを言い伝えなければならないと独白する。 オリバー・ストーン自身、ベトナムに行ってそう感じた。 自分が生き残ったのは運がよかっただけで、このことを言い伝えるために運命が自分を生かしたのだと。 そして、このことをリアルに映像化して高く評価された。 戦争の真実を伝えることに成功した。 ストーン自身にとって、戦争はドラッグのようなものだった。 マリファナと戦闘による快感にもノックアウトされていた。 快楽も憎しむべきことも、ありのままに描いた。 だが、そんな戦争を肯定する戦わない人たちや、人殺しを立派なこととして褒め称えたり、安易に戦争を仕掛けようと考えている政治家のことを考えると反吐が出ると述べている。 戦場経験がある人間とそうでない人間では戦争に対して明らかな考え方の違いがあると思う。 みんなが戦争のことを正しく理解できるとは思わないが、より注意深くそのことを考える必要がある。 ハフィントン・ポスト 「戦場に行ったこともない奴が語る愛国主義には吐き気がするよ」 オリバー・ストーン監督に聞く戦争と歴史 から引用 オリバー・ストーンは本作で、戦争が決して勇ましくかっこいいものではないということを描いた。 戦争という殺しの肯定を安易に考えるべきではないのだ。 人を殺せば、もう元には戻れない。 そんな戦いを推し進めようとするのは戦場に行ったことのないやつばかりだ。 少なくとも、戦争を考える際には、この作品を見直して考えなければならない。 おすすめの解説書です。 m-tasso. comは、amazon. jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、 Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。 また、当サイトはGoogle及びGoogleのパートナー(第三者配信事業者)の提供する広告を設置しております。 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< プラトーンあらすじ> 1967年のベトナム戦争真っ只中に、クリス(チャーリー・シーン)は戦地へ派兵された。 彼はマイノリティーと貧困層が、次々と戦争に投入されていく現実に怒りを覚え、大学を中退して志願兵としてベトナムの地に来た。 最前線の戦闘小隊に配属されたクリスは、運ばれる死体袋に呆然とする。 戦争の現実は苛酷で、兵士達は日々酒やドラッグで気を紛らわせている。 クリスが配属された小隊の2等軍曹バーンズ(トム・ベレンジャー)は冷酷非情、何度も死線をくぐりぬけた古強者で目的のため手段を選ばない。 3等軍曹エリアス(ウィレム・デフォー)は戦場にありながらも、非合法な行動はしない正義漢だった。 そんな13人の小隊は、ある日ベトコンの基地と疑われる小さな村に入り検査する。 その途中バーンズは疑わしい村民を追求するあまり銃殺してしまう。 バーンズの非道な軍法違反に激昂したエリアスは、彼に殴りかかり「軍法会議にかけてやる」と叫び、帰営してからエリアスは上層部に報告する。 バーンズはエリアスを偽善者だと嫌っており、以後二人の対立は決定的となった。 そんなある日、隊がべトコンと戦闘となり、エリアスは一人偵察に向かう。 ひそかに、その後を追ったバーンズは、エリアスを銃撃する。 そして、バーンズはエリアスが死んだと伝え撤収したが、クリスはバーンズの仕業だと勘づいていた。 ヘリコプターで戦地を飛び立つ小隊は、ヨロメキながらジャングルから歩み出る、エリアスを発見するが、べトコンの銃弾にエリアスは倒れる。 この映画に描写されているベトナム戦争の真実は、確かに異常で狂気に満ちている。 ここで闘う兵士たちは、何のために命がけで闘っているのか。 そう問わざるを得ない・・・・ しかし、何か違和感があった。 この戦争を始めたアメリカ政府に対する憤りは、ベトナムの戦場で戦った兵士たちにとっては怨念に近いだろう。 戦場で兵士同士の内紛や無軌道な争いが発生するのは、すでに正義なき戦争とアメリカ国内でも叫ばれ、現地の兵達も同様の思いでいる以上、そのストレスとフラストレーションは軍内部で渦巻いていただろう。 右ヘルメット文章:俺が死んだら上下逆さに埋めてくれ。 世界が俺のケツにキスできるように そんな中、闘わなければならない状況に同情を感じた。 その現実は切実に伝わってきた。 それでも、やはり違和感が消えない。 違和感の正体を確かめるために、多分5回以上みていると思う。 この映画は問う。 アメリカはなぜベトナムで闘わなければならなかったか。 アメリカ兵がベトナムでなぜこんなにも苦しまなければならなかったか。 アメリカ兵の真の敵は誰なのか。 この映画が追求する問題を、こう整理して違和感の理由に気がついたのだ。 ここで言うベトナム戦争の真実とは アメリカ兵にとってのみの真実だ。 ここに描かれている軍隊の痛みとは、アメリカ軍の痛みだ。 アメリカ兵士の怨み。 アメリカ兵士の怒り。 アメリカ兵士の悲しみ。 アメリカ兵よ、どこに行って、誰を殺したのか? ベトナム兵の痛みが、自分たちの痛みより少ないと思うのか? アメリカ兵に国土を蹂躙され、家族を殺され、家を焼かれ、枯葉剤を巻かれ、国家を二分され、同国人同士戦わされ、圧倒的近代兵器の前に立たされ、それでも自分たちの国を、友を、家族を守るために命を顧みず闘ったベトナム人とベトナムに対して、なぜこの映画は触れていないのか。 ベトナム軍の真実、ベトナムの民衆の思い、その痛み、苦しみはどこにも描かれていない。 まるで アメリカ軍の兵隊のみが被害者として存在している様に。 やはり、この描き方は間違っている。 これがアメリカ国内で、傷ついたアメリカ人の為のメッセージとして作られたとしても、いや、それであれば尚更ベトナム人の痛みを描くべきだった。 ベトナム戦争の問題を真に解明するためには、アメリカがベトナムを侵略したと言う事実を認め、ベトナム人にどれほどの苦痛を与えたかを検証することが、絶対必要だ。 アメリカ兵の苦しみはつまるところ、正義なくしてベトナム人を殺さざる得なかったところに在るのだから。 この映画がさらに危険を孕むのは、ドラマという表現形式が主人公側に見る者の気持ちを取り込む=感情移入を促す仕掛けが在る点だ。 主人公に同化・同情してしまえば、客観的に判断できなくなるというその仕組みゆえに、 映画はプロパガンダに使われてきた。 この映画も同じ構造を持っていはしまいか。 それがプロパガンダと簡単に分る位の技術的な低さであれば、まだ危険は少ないが、この映画のように作り手側が本気で自らの怒りを表出し、尚且つ技術的に優れていれば見る物は作り手の望む答え「ベトナムで戦ったアメリカ兵達の悲劇」と言う文脈でしか見ることができない。 実際、作者が真剣に誠実に誠心誠意作れば作るほど、必然的に語られる内容が力を持ち、 最終的にその答えが間違っていたとしても遠く広く伝播していってしまう危険を孕むのだ。 これがオリバーストーン監督の『7月4日に生まれて』であれば私は文句は言わない。 敵がアメリカ政府であることがハッキリしているからだ。 しかし、この映画の舞台ベトナムでの戦闘で苦しむ アメリカ兵という描かれ方をされてしまえば、監督の本意ではなくとも アメリカ兵を襲うベトナム兵に対する憎悪を生むのではないかと恐れるのである。 たぶんオリバー・ストーンは自伝的なこの映画で、その苦しみのあまりの深さゆえに客観的な視点、公平性を欠いてしまったのであろう。 それほどアメリカ人にとって辛く苦しい事実だったのだと、この映画の不公平な叙述が語っている。 また、それは日本の侵略の歴史にも通ずる、どこか眼を背けたい事実かもしれない。 その、ベトナム戦争における アメリカの侵略の罪を直視さえしていたならば、その後の湾岸戦争の混迷も、テロもなかったのではないかと夢想する。 若き日のジョニーディップも出ています。 夜が明けた時には、クリスは傷つきボロボロだった。 バーンズはそんなテイラーに襲い掛かり、撃ち殺されると思われたとき爆弾が炸裂した・・・・ エリアスを殺した犯人がバーンズだと気づいていたテイラーは、バーンズに向けて怒りの引金を引いた。 敵とは我々自身だった。 今、私にとって戦争は終わったが、たとえ休んでいる時でも、それはいつでも存在する。 エリアスがバーンズと戦ったのは、ラーが言う「魂の場所」のためだと確信している。 時が過ぎて、二人の父親の子供のように自分を感じている。 しかし、どうであれ、我々は再び築く義務がある。 我々の経験を他の者に教え、そして、この残った命で善良なものと人生の意味を探すのだ・・・・・ このラストのモノローグが語るのは、ベトナム戦争の悲劇がアメリカ人の同士討ち、内輪もめにあったと語っている。 ベトナム戦争での米軍の戦死者5万8220名に対し、ベトナム人の戦死者200万人という事実を、アメリカ人はどう考えているのだろうか? 実際その後のオリバー・ストーンの作品を見れば、世間の問題をリベラルな反権力の立場で追求して頭が下がる。 つまりは、そんなオリバー・ストーンであっても、戦争の主観的な体験は人の心の深部に刻まれ、人格に影響を与えるという証拠ではないだろうか。 スポンサーリンク 初めてコメントさせていただくものです。 はじめまして。 仰る内容、ベトナムの兵士や家族の苦しみの描写の少なさ、ぼく自身学生時代から感じていた違和感とかなり近いように感じます。 これはあくまで推察の域を出ないのですが、ハリウッドにも映画の検閲はあると聞きます。 特にそれが実際にあった戦争とあればスポンサーも絡んで審査も厳しくなると思います。 よって憶測でしかないですが、かなりギリギリのラインをオリバーストーンさんや関係者さんも攻めた結果なのではと誠に勝手ながら想像しています。 ベトナムの女性が襲われるシーンなどは現地に行った兵士達の色んな思いもあるでしょうから、当時現実のものと発表するのは容易ではなさそう… ベトナムを憎ませる以外のものを少しでも練り込む、そのお陰で僕は違和感に気づけたのだと勝手に思っています。 妄想的なコメントですが、これから少しずつでも現実を赤裸々にして同じ過ちを繰り返さない時代が早く来ることを願っています。

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